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横浜 港北 自動車診断修理整備工場 Read.Ltd.
 Work example 011-04
Ferrari 328 GTS

納車整備 エンジン始動不良修理編です。

エンジン始動はするのですが、パワーバランスの悪い、バタバタという調子でレスポンスも悪いという症状です。
古い車はまず、電源から改善するべきです。

フューズ・リレーボードを見ます。
切れてはいませんが、接触が悪くなっています。
ダメそうなフューズは全部交換します。(すでに交換済のは点検して適宜交換します。)
燃料ポンプリレーとイグニッション・サプライリレーです。

常に動作している部品なので劣化も早いです。

やむを得ない場合を除いて定期交換します。
交換したリレー。
フューズもアップデートされました。
イグニッションコイルがエンジンルーム前方にあります。

上に鉄板が屋根のようについていますが、かぶった水がコネクターに浸水しないための「屋根」です。
イグニッションコイルを2つとも外します。
配線コネクターを見ます。
コイル下側のターミナルに上向きで差し込まれているため、上から流れた水はコップのようにコネクターに水が満たされてしまいます。
4つあるコネクタの全てがもれなく腐食していました。
雨の日はあまり動かないクルマです。

が、洗車やドライブ中の突然の雨などにより水がかかりやすい構造ですので、なまじ防水するより、水はスルーさせてしまったほうがいいので開放型のコネクターハウジングを使用しました。

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