株式会社 リード

横浜 港北 自動車診断修理整備工場 Read.Ltd.
 Work example 001
トヨタ エスティマ ACR30W
リモコンキーでアンロックが出来なくなってしまいました。
このままではテールゲートが開けられないので非常に不便です。
オマケにパワーウィンドゥまで運転席のスイッチでほかのドアのガラスが操作できないという症状もついています。

リモート・コントロールが効かないわけではありません。
ロックの方には動くからです。

自己診断モードというのがありまして、
キーを差し込み、ON・OFF
キーを抜き、差込む。
5秒以内に・・・
キーをON-OFF-ON-OFF・・・・・と9回繰り返します。
無理にひねってキーシリンダーを壊さないようにww

ガチャン・ガチャンとUNLOCK方向に動きます。
やった!!これでドアが開けられる!!

キーを再びONにすると自己診断モードは終了して元の状態に戻ります。

と、
ここまで正常に動作するので大まかには故障はたいして深刻ではないと判断できるわけです。

スイッチ・センターでめぼしいターミナルをロギングして見ます。
ドア・ロック・アンロックと・・・
よく解りません。
配線の導通の点検をします。
じつは、この方法がもっとも効果的であるという事実を改めて痛感しました。
あっ、切れている・・・・・コレは・・データ線・・・
運転席ドアのメインハーネスですね。
一度切れた場所を接合してもまた切れるのがオチです。
ここは引きなおしをするべきです。
ボディーからコネクターを引き出します。
コネクター側のこのあたりから切っちゃいましょう。
新しい線を半田で接合します。
スプライスという接合部品を使います。
ブーツの中を通して少し長めに切ります。
同じく接合します。
ショートしますから被服をします。
タルんだ配線をドアの中に押し込んで・・・
ドアの中です。
タイラップで束ねます。
これで、屈曲する部分は真新しい配線がそっくり受け持つことができます。
コネクター側もきちんと処理しましょう。
一応、直りましたが、ナンか変だ・・と思うのです。
レスポンスがイマイチ悪いです。
助手席ジャンクションボックスという部品の中にリレーが組み込まれています。
基盤を外してみると、リレーがありました。
どれかわからないので全部外して点検しました。
少し、抵抗が増大しています。
動作電圧も、やや高めの11.7Vでした。
バッテリ電圧が低い時には動作が悪いという理屈に合っています。
一個だけ、交換しました。
組みなおして、完了です。
よく動きます。
レスポンスも抜群です。
Copyright © 2013 Read.Ltd. All Rights Reserved.