株式会社 リード

横浜 港北 自動車診断修理整備工場 Read.Ltd.
 Work example 011-03
Ferrari 328 GTS

納車整備 クラッチ交換編です。
クラッチの感覚がおかしいので点検する際に交換します。

ギヤボックスからオイルを抜き取ります。

2か所あります。

ところが・・・・・・・・・。
これはなんだ???
ドライブギヤカバーを外します。
こんなところにも・・・・・・。
ギヤーを抜いていきます。
ここにも・・・なんだかヤヴァくなってきました。

そういえば、車載ローダーで運ん来た人も、ニュートラルでブレーキを解除しても動かなかったという証言がありました。
大体拾ったところで復元してみましょう。
ピタリと一致しました。

歯車ではなくて本当に良かったです。
どうやらこのメーンシャフトに付いていた部品のようです。

以前の作業者が締めすぎて壊してしまったのでしょうか?
クラッチハウジングのベアリングを固定するためのスペーサーでした。

このようなレアーな部品が破損するというのは作業者に精神的ダメージを与えるのにとても効果的です。
数人の知り合いに制作を相談しましたが、どうやらメーカーに在庫があったようです。

しかもLAST ONE!!! 買います。オーダーです。
というわけで押さえました。一安心です。

しかし、2週間もの間このままというのも邪魔なので、運良く、もう一台修理中の328から部品を拝借しました。
なかなか本題に取り掛かれませんが、ようやくクラッチ・ハウジングが取り外されました。
クラッチプレートとカバーです。 

まだ新しいです。
フライホィールを外して掃除します。
パイロットベアリングも交換します。

フライホィールを外さないと抜けません。
クラッチハウジングもキレイに掃除します。
組付けは逆の手順で組付けます。

錆びたナットは交換または磨いて錆止めします。

ネジ一本まで綺麗にすると見栄えがとてもよくなります。

それだけではなくて、今後の作業も楽になるからです。
最初から地雷ばかり踏んでいる私ですが、大事な作業を今までスルーしてきたことが今回まとまって出てきたという事でしょう。

古い車であるならなおさらのことです。

まだまだ続きます。!!

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