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横浜 港北 自動車診断修理整備工場 Read.Ltd.
 Work example 011-01
Ferrari 328 GTS

納車整備 エアコン編です。
クラッチ、タイミングベルト、オイル交換・・・などです。
タイミングベルトを交換するには、最初にエアコンのコンプレッサーを外さなければなりません。
口金が錆びています。シールリングも全く役目を果たしていません。
口金が腐食しているという事は、他の部分もアヤシイのでこの辺りは全て外します。

これはパイプとコンプレッサーを接続するためのコネクターです。
パイプ差し込み部分のゴムのOリングが劣化して張り付いています。

これではガスがすぐ抜けてしまいます。
きれいに磨いて錆を落とします。
パイプ側もキレイに磨きます。何もしないで、Oリングだけを交換しても意味がありません。
低圧側のコネクティング・アダプタです。

双方が腐食して(パイプとアダプタ)、取り外すのに非常に苦労しました。

このような場所を手を抜くと、常に修理に出す羽目になりますので、面倒臭がらずにやっておくべきです。
腐食や錆をキチンと落として、着脱が容易に出来ることを確認したら見栄えが悪いので塗装しておきます。

Ferrariだけでなく、クルマ好きは必ずエンジンを見たがるのでこういった配慮はオーナーを喜ばせます。
取付後。

作業者の気遣いはぱっと見、全く分かりませんが気持ちは通じるはずです!

本題に入る前の一仕事でした。

旧車というのは一つの作業をする為に全体をメンテナンスしないといつまで経っても故障は直らないのです。

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